導入事例一覧

カバー株式会社

複数部署・協力企業を巻き込んで活用!「ホロライブ」の商流を支える管理画面をベースマキナで実現。

課題

  • 数万行に及ぶグッズや楽曲のマスタ情報をスプレッドシートで管理しており、データの正確性や誰がいつどんな変更を加えたかが不透明

  • マスタ情報の正確性に起因して毎月の販売実績集計や所属タレントへの支払計算に10人日以上の時間を要するなど、ミス防止に苦心していた

  • 複雑な契約条件の処理をERPで実現しようとするとコストが膨大になることが判明したので、ERP以外の代替手段を探していた

決め手

  • SQLを登録すれば即座に業務に使える画面が出来上がるスピード感

  • 簡単に画面が作れるだけでなく、JavaScriptなどを使った細かいカスタマイズもできる

  • 細かい権限管理や閲覧導線の制御により、現場や取引先の担当者を巻き込めるビジョンが見えた

効果

  • ベースマキナ経由でマスタ情報をデータベースで管理できるようになり、マスタ情報の管理方法が整備された

  • マスタデータの登録業務を現場担当者に分担できるようになり、管理会計向けの計算処理は自動化された

  • 社内の複数部署に横断して展開したことで、共通のデータ基盤で現場が業務を推進できるようになった。加えて取引先向けの画面も提供することで企業間の情報の授受がスムーズになった

  • 監査ログが簡単に出力できるため、IT監査の際のエビデンス準備の工数が大きく削減できた

"つくろう。世界が愛するカルチャーを。"をミッションに掲げる、カバー株式会社。

同社はVTuber事務所「ホロライブプロダクション」の運営をはじめ、メディアミックス、メタバースと二次元エンターテインメントの文化を広めていくために、多様な展開を進められています。

同社の商品管理・タレントの報酬計算、楽曲管理などの業務を行う重要な業務システムとしてベースマキナが選ばれました。

今回は、ツール導入の背景にあった課題や成果についてコマース本部 デジタルサービス部 部長の島様にお話を伺いました。

ベースマキナ導入前に現場で発生していた課題を教えて下さい。

弊社はVTuberプロダクション運営を通じて、様々なグッズや楽曲といったコンテンツを販売しております。

これまでに販売されたグッズは数万種類、自社管理の楽曲も1,000曲以上にのぼりますが、従来はマスタ情報の管理方法が整備されていませんでした。

単純なデータ管理であればスプレッドシートでよいのですが、事業の拡大や複雑化によって、情報の正確性や更新履歴の確認など、スプレッドシートでは対応が難しい課題を解決する必要性に迫られていました。

また、多数のお取引先様とデータの授受を行う際、データをCSVファイルで受領することが多いのですが、お取引先様ごとに異なるフォーマットを手作業で修正する工数が増大し、複数の社員が操作する過程で0落ち(001のような値が1に変換されてしまう問題)のようなデータ欠損を起こしたりと、手作業を介することによる業務上のリスクも高まっていました。

これらの課題やリスクを放置すると、弊社の計数管理の不備につながるだけではなく、弊社に所属するタレントの方々やお取引先様にもご迷惑をおかけすることになります。

そのため、ベースマキナ導入前は毎月の実績集計のタイミングでマスタ不備修正をしており、毎月10人日ほどの時間を要する手作業が発生しておりました。

ベースマキナで作った画面を主にどんな部署の方が利用していますか?

商品や楽曲のマスタ管理をする部署や、トランザクションデータの取り込み・集計処理を行う部署など、計150名が利用しています。

ベースマキナをどんな業務でご利用いただいていますか?

はじめは、商品などのマスタ情報の管理やタレントの報酬計算などの業務で利用を開始しました。

当時は商品や楽曲のマスタや、取引先様との契約条件などを、何万行にもなるスプレッドシートで管理していました。

ERPや、データベースを内包したSaaSに管理を移行することも考えましたが、商品ごとに定められたロイヤリティ処理が不可欠なIPホルダーとしての業務を持たせようと思うと、ERPは正確だが作り込みすぎによるビジネスへの制約が危惧され、データベース内包型のSaaSは画面設計は柔軟だが大量のデータ処理に弱く、実装・コスト両面で適したものは見つかりませんでした。

そんな中でベースマキナの柔軟さを知り、自社のデータベースを起点にシステムを構築することを決めました。

結果、ベースマキナ経由でデータベースを管理できるようになり、マスタ情報の管理方法が整備され、データ集計・管理の業務がスムーズに進むようになりました。

最近では、自社で運営するEコマースサイトに掲載する販売情報の登録業務もスプレッドシートからベースマキナに移行し、一段と利用者が増えました。

ベースマキナの画面からどういったシステムに接続していますか?

マスタデータ管理用に用意したMySQLのデータベースとAmazon S3を利用しています。

ベースマキナで便利に感じている機能はありますか?

まず画面が出来上がるまでがとても速い点です。

アクションにパラメーターとSQL文を設定するだけで、画面が作れるのはとてもありがたいです。エンジニアではない私が自ら設定を行い、初期構築を行うことができました。

またIT監査の際も、監査ログが簡単に出力できたため監査対応に要する工数も大きく節減できました。

(以下はベースマキナの監査ログ出力のサンプル画像です)

加えて、ユーザーの権限管理が細かく設定できるため、契約条件など秘匿性の高い情報を検索・表示できる画面を社内の一部のユーザーだけが閲覧できるようにしたり、取引先、コンサルタントの方専用の画面なども作れる点がとても便利です。

(以下はベースマキナのユーザーの権限を管理できるグループ機能のサンプル画像です)

グループの作成画面

逆に今のベースマキナで課題に感じるところはありますか?

少し複雑な業務要件や、登録する情報が多くなるとビュー機能を使って画面をつくる必要があり、現在はエンジニアのメンバーに依頼して作ってもらっています。非エンジニアだが業務設計ができるぐらいのスキルセットの社員でも画面が楽に作れるようになると嬉しいです。

※上記ご課題に対応する機能として、非エンジニアの方も含めて画面をカスタマイズ頂くことを目的とした「UIビルダー」を開発中です。正式提供まで今しばらくお待ち下さい。

また、ベースマキナで行う業務を増やす際に、
・ユーザー招待
・プロジェクト(事業部等ごとに分けられるワークスペース)にユーザーを追加
・ユーザーにグループを設定
といった作業が必要なので、もっとステップを減らせると嬉しいです。

今後はベースマキナの機能として新たに使っていきたい部分はありますか?

トランザクションデータの管理場所としてSnowflakeを使い始めているので、ベースマキナで使用できるデータソースにSnowflakeが追加された際には、MySQLで取得した結果と突合させて詳細なトランザクション情報が閲覧できる画面を作りたいです。

※Snowflake連携機能は開発中です。

導入事業者様プロフィール

社名:カバー株式会社

事業内容:VTuberプロダクション運営、メディアミックス、メタバース

創業:2016年6月

従業員数:678名(2025年7月8日時点)

URL:https://cover-corp.com/

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